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ISDNの復習

インターネット「大阪市内でのISDN普及率が約85%」(事情通)ISDN回線をなんらかの形で利用している事業者は85%にもなっています。

「ISDNってインターネットするのに必要」と思ってる方もまだまだいますし、「1回線で2回線分の働き」と言葉でわかってても実際の仕組みやメリットを理解されてない方の為に改めて説明します。

上記パーセンテージででている内訳で「インターネットの活用」、「通信固定費の削減」、「その両方」として利用されてるかは不明ですが、事業者的には主に「通信費の削減」が多いのではないでしょうか。

まずISDNの特性は・・・

1、デジタル回線である。
2、音声回線が2チャンネルある。

この2、の2チャンネル分というのが「通信費削減」のミソでしてアナログ回線(通常の電話回線)で2チャンネル利用したいとなればNTTより”電話加入権”というのを2回線購入し、それぞれ「基本料金」を月々払う必要があります。

電話加入権:72,000円
アナログ基本料金:約2,600円(事業者用)(地域によって変動)
その他、屋内配線レンタル60円/月、プッシュ回線390円/月などオプションもあるでしょう。

ISDN回線は基本料金が3,630円。
パッと見、高いのですがもともとプッシュ回線であり、2回線の働きをするよう、Bチャネルが2本あります。(下図参照)



Bチャンネル一本あたり64k/bps。
二本同時に使うと128k/bpsですが通話料金は2倍。
Dチャンネルはパケット通信用です。
64kの回線が別々に動作されるので2回線分の働きをします。

比較しますと

使用回線 アナログ回線2回線利用 ISDN1回線利用
基本料金 5200円
(2600円 × 2)
3630円
その差、1570円!!


プッシュ回線の契約が不用になりますし、屋内配線レンタルも半分。最大で+840円(390円x2+60円)なので合計すると2,410円/月、年間28,920円のコスト削減です。もっと沢山回線を利用されていれば
削減メリットも大きくなりますでしょう。

ただし、デジタル回線で「音声」というアナログデータを利用するのにデジタル→アナログ変換器が必要になります。それがターミナルアダプター(T.A)*注1です。これが初期費用としてかかります(ISDN1回線に対して1つ必要です)ので何ヶ月でペイするのか確認は必要です。工事も自分でできない場合は別途工事費も発生するでしょう。

「電話番号が2つ欲しい」という場合は”i−ナンバー”(300円/月)を利用すれば解決します。注意点はNTTの局側でデジタル、アナログの代表組ができない、i−ナンバー利用すると代表組から外れるなど、制約もあることを頭にいれておきましょう。

その他、ISDNのほうがアナログよりインターネット接続が早い、というのがあります。ただこれもADSLが出てから微妙になってもきてますのでコスト削減が導入のカギであると思います。









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